山手線

では「山手線」はどうでしょうか?

「♪まあるい緑の山手線♪」の「山手線」も列車の愛称にすぎません。

一般的には「内回り」「外回り」と呼称し、「『上り』『下り』で表現できない」と言われますが、そんなことはありません。

線路としては東海道本線(起点東京→終点神戸)、山手線(起点品川→終点田端)、東北本線(起点東京→終点盛岡)を使用していますので、外回りの場合は、東京→田端が「下り」、田端→東京が「上り」です。田端と東京で「上り」と「下り」が切り替わるのです。

つまり、京浜東北線も横須賀・総武線も山手線も、「『上り』『下り』で表現できない」のではなく、「途中で切り替わるから、『上り』『下り』だとややこしくなるので、旅客案内上は使用しない」というだけです。